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Stay Gold

日本男子たるもの、一度はメロコアを経験する。 その後、たどる道は様々であれど、思春期に一度は通過するものなのだ、メロコアは。

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一昔前は、Hi-STANDARDの「Stay Gold」に男たちは夜な夜な感銘を受け、現在であれば、WANIMAとか04 Limited Sazabysとかであろう。知らんけど。 ONE OK ROCKとかも、そうかもしれない。知らんけど。 とにかく、アツくて、かっこよくて、キャッチーで、心を熱くさせるバンド音楽に一度は心酔するものなのだ、男子たるもの。

僕の時代は、ELLEGARDENだった。他の思春期男子と同じように、はじめてELLEGARDENを聴いたときは衝撃を受けた。 細身武士の艶のある歌声、疾走感のある楽曲。メロコアは鬱屈した想いを抱えた思春期男子と相性がいい。 おそらく、あの当時、クラスの半分の生徒は、ELLEGARDENを聴いていた。 もう半分の、キラキラしていた人たちは、たぶん、GReeeeNを聴いていた。 そして、そんな別け隔てなく、全員が聴いていたのは、RADWIMPSだ。かつて、そういう時代があった。

人は、10代の頃に聴いていた音楽を生涯聴き続けると言う。 ビートルズが神格化されているのは、若い頃にビートルズを聴いていたおじいさんが、生涯ビートルズを聴き続けてきたからなのだ。 Hi-STANDARDの「Stay Gold」を2016年になっても聴いている30代のおっさんをバカにしてはいけない。 突如としてMステに出演し、タモリ相手にバンド文化がどうのこうのと語るKen Yokoyamaをみて「なんやこの口うるさいオッサンは」と思ったかもしれないが、あれは一部の30代のおっさんにとっての神である。 時代は変われど、想い出は変わらない。30代のおっさんにとっては、「Stay Gold」が青春の一曲なのだ。ドラマみたいな、晴れやかな青春ではない。鬱屈した想いまで、まるっと、受け止めてくれたのがHi-STANDARDなのだ

Hi-STANDARD神格化おじさんと同じように、僕も、あれから何年経っていても、たまに思い出したようにELLEGARDENを聴く。若いなあ、ダサいなあと思わんこともないが、それでもやはりかっこよい。 こういうことを言うと、音楽好きからは蔑まれ、若者からはバカにされる。 でも、誰がなんと言おうと「ELEVEN FIRE CRACKERS」は名盤なのだ。「高架線」に心震わせた夜があったのだ。

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日本男子は、鬱屈した社会の中で、誰もが一度はメロコアに出逢い、心酔し、そして、その音楽を生涯にわたって聴き続ける。