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倉田さんはクズ

古今東西、数多くの(ホモ)エロ同人が存在するが、その中でも倉田さんは間違いなく第一線級のクズ。

本当の悪人は善人面している。というより、むしろ、悪意のない善人ほど人を散々に傷つけてしまうことがあるということがよくわかる作品である。

 

人のこと、簡単に「好き」って言っちゃいけない。

「好き」っていう言葉には責任が発生する。

 

大人なのに、そんなことも知らないで、倉田さんは何も知らない合くんを目覚めさせ、あっさりと捨てる。

極悪非道の極地だと思う。合くんの気持ち、知ってた癖に。

合くんにだいしゅきホールドされておいて「知らなかった」は通用しない。

純粋無垢なショタっ子に中出ししておきながら、最後の裏切りは極悪非道の極地である。

倉田さんは「結婚することになりました」と言って、あっさり合くんを捨てるわけだけど、倉田さんのことだから、いつか婚約相手のことも合くんと同じようにあっさり捨てるだろう。

自分から誘っておきながら、なにかと理由をつけて、あっさり捨てる日がくるだろう。

精通だって捧げたのにふざけんなよ!

 

けど、(倉田さんよりは精神的に大人な)僕はわかる。

倉田さんはクズだけど、本当はとても優しいのだ。

合くんとそんな(エッチな)仲になったのは、倉田さんの優しさなのだ。

優しい倉田さんと純粋無垢な合くんが惹かれあうのは当然の成り行きである。

倉田さんだって、島に残って合くんと毎日エロイことをしたいのだ。

でも、事情があって結婚しなければいけなくなった。その事情だって、自分以外の誰かのためを思っての事情である。

悪意のない善人ほど人を傷つけることがある。

全方位に優しさを振りまくことはできない。

倉田さんは優しいけれど、優しいだけで決断力がなかった。

合くんを「好き」な気持ちに責任を取ることができなかった。

だから、最後は合くんの気持ちを裏切るはめになった。

 

倉田さんはクズ。優しいけど、クズ。

 

つくも号先生の「最果てのアムリタ」が加筆修正を加えて商業作品として本屋に並ぶそうである。

天使のようなショタっ子の合くんがめちゃくちゃエロイし、本当は優しい倉田さんのクズ行為が光る、とても良い作品である。

 

 

最果てのアムリタ (マーブルコミックス)

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